短時間で二重あごが解消できたら嬉しいですよね。二重あごになる原因は肥満だけではありません。
痩せているのに二重あごになってしまうこともあります。
ここでは二重あごになってしまう原因と、1日20分のエクササイズを継続することで二重あごを解消できる方法をご紹介いたします。
二重あごになってしまう原因って?
いつの間にか二重あごになっていて、ある日フッとその存在に気づいた、という経験をしたことがある人は多いと思います。
知らず知らずのうちにできてしまっている二重あごですが、その原因をご存知でしょうか?
単純に太ったから?と考えがちですが、実は、主な原因は太ることではありません。実際に体重は増えてないけど、二重あごだけできたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうしても気になってしまうその二重あごができる原因は主に2つ。
1つは「顔の筋肉である表情筋の衰え」、もう1つは「姿勢の悪さ」です。
まずは「表情筋の衰え」。
体と同じように顔にも筋肉があります。目や口、鼻などを動かす筋肉を表情筋と呼び、この表情筋を動かすことで人は様々な表情を作ることができます。
しかし、この表情筋も使わなければどんどんと衰えてしまいます。普段あまり笑わなかったり無表情の状態が続くと、表情筋を使うことがなくなり、次第に衰えてしまうのです。
表情筋が衰えてしまうと顔を引き上げる力が弱まることで重力に負け、顔全体が下方向へ緩み、口周りやあご周りのたるみを作ってしまいます。
そして、このたるみによって二重あごができてしまうというわけです。
また、表情筋以外にも食べ物を噛むときに使う、咀嚼筋という筋肉の衰えも二重あごの原因になります。
柔らかい食べ物ばかり食べていたり、咀嚼の回数が少ない人はこの咀嚼筋が衰えやすく、二重あごを作ってしまっています。
そしてもう1つの原因である姿勢の悪さは、スマホを見る時間が多い最近の若い世代に非常に多く見られる原因です。
スマホを見るときは下を向くことがほとんどで、この姿勢は首や肩に大きな負担がかけることになります。顔に繋がっている「首と肩」に負担をかけてしまうと、血流やリンパの巡りを悪くしてしまいます。
リンパの巡りが悪くなると老廃物がたまり、顔のむくみやたるみに繋がり二重あごを作ってしまうのです。
また、スマホを見ているときの下を向いた姿勢を1度確認してみてください。あごを引いている状態は、常に二重あごができてしまっている状態ではないでしょうか?
スマホを見るために下を向いている時間が長くなればなるほど、二重あごができてしまうこの姿勢は定着してしまいます。
二重あごを解消する方法2つ
上記で説明したように、「筋肉の緩みや、リンパの巡りの悪さ」が二重あごの原因であれば、その2つの原因を解消することが二重あごの解消方法になりますね。
ここで紹介する2つの二重あご解消法で、二重あごとさよならしましょう!
1日20分!簡単エクササイズ
効果には個人差がありますが、どちらも長く続けることで効果が見えてきます。しっかり継続することを心がけましょう。
首の前側を伸ばすエクササイズ
- まずは立った状態で姿勢を整えましょう。
- まっすぐ向いた状態で、胸のところに手を置きます。
- そのまま顔を上に向け、あごを天井の方へ持ち上げます。
- 上を向いたまま5秒キープ!
- 「あ、い、う、え、お」の順番でゆっくり口を大きく動かします。
- 下唇を上に持ち上げるように突き出し、5秒キープ!このとき首の前側がぴーんと伸びていることを意識しましょう。
- ゆっくりと元の状態に戻します。
- これを10回×2セット行いましょう。
顔の筋肉を鍛えるベロ出しエクササイズ
- 自分で見ることができるぐらいまで舌を前に出し、肩を下方向にグッと下げて5秒間キープします。
- 下方向に舌を出して、肩を下方向にグッと下げて5秒間キープします。
- 上方向に舌を出して、肩を下方向にグッと下げて5秒間キープします。
- 左方向に舌を出して、肩を下方向にグッと下げて5秒間キープします。
- 右方向に舌を出して、肩を下方向にグッと下げて5秒間キープします。
- 5秒間かけてゆっくり口の周りで舌を回します。左右1回転ずつ行います。
- これを10回×2セット、できれば1日2回以上行いましょう。
1日90秒!リンパマッサージ
- ステップ①フェイスラインに沿って毒素を流す
- あごの先から5本の指先を使ってフェイスラインに沿うように耳の裏までリンパを流します。これを数回行います。
次にフェイスラインの骨の下側に親指を入れ込み、ゆするように動かし耳の裏まで行います。このとき、ゴリゴリした感触があるかと思いますが、それが老廃物です。
このマッサージでゴリゴリとたまってしまった老廃物をリンパを通して耳の裏まで持っていきます。これも数回行いましょう。 - ステップ②耳の裏をほぐす
- 耳の裏に通っているリンパ節を温めてほぐします。先ほどフェイスラインから持ってきた老廃物をほぐすようなイメージです。
- ステップ③耳裏から鎖骨にかけて流す
- 温めた耳の裏から、鎖骨にかけてリンパを流すように指先でなぞります。リンパが流れるイメージをしながら、数回行いましょう。
鎖骨はリンパの終着点なので、顔、耳の裏を経由して鎖骨のゴミ箱に流し込むイメージです。
リンパマッサージ前に水分を補給しておくことで、体の中の老廃物を流しやすくなり効果もアップします。
また、温めて行うにも効果的です。そのため体全体が温まっているお風呂の中でやるのがもっともおすすめです。
リンパマッサージは早い人であれば、始めた1日目から大きな効果が現れることもあります。たとえ1日目に効果が得られなくても、毎日続ければ1週間ほどで徐々に顔のむくみが取れて、二重あごへの効果も実感できるでしょう。
普段からこんなことに意識して過ごしてみよう!
二重あごの原因でも解説した通り、姿勢の悪さは二重あごの大きな原因となってしまいます。
二重あごを解消できる方法を行っていても、根本の原因である姿勢の悪さが改善されていなければ意味がありません。
二重あごをこれ以上ひどくしないためにも、普段から良い姿勢を保つよう意識しましょう。
まっすぐに立っているつもりでも首が前にせり出していたり、肩が内側に巻くように前に出ている人は要注意です。
悪い状態の姿勢に慣れてしまっている人は、体幹が弱くそれが大きな原因です。
しっかりとした体幹を作ることで、後頭部、肩甲骨、骨盤、かかとが一直線になる理想の姿勢を常に保つことができるのです。
二重あごを解消できるエクササイズとリンパマッサージを行いながら、体幹トレーニングを行うなどして、完全に二重あごを解消してしまいましょう。二重あごがなくなるだけで、より若々しい素敵な笑顔が手に入るはずですよ。