やせてきれいになりたい! という言葉をよく耳にしますが、やせる=きれいになるのだと思っている方もいるのではないでしょうか。ただやせたい! だけではだめなのです。せっかくやせたのに、肌や髪がボロボロになった、友人にやつれたよね、ちょっと老けたね、などと言われてしまったら元も子もありませんよね。“やせてきれいになりたい”ではなく、“きれいにやせる”ことが大切。そのためには、見た目の細さだけでなく、カラダの内側から変えていくことを重要視する必要があります。きれいにやせることは見た目が若返る=アンチエイジングにもつながっていいことづくし。そんなアンチエイジングに欠かせないとされている栄養素を紹介します。
アンチエイジングとは?
エイジングは年を重ねていくこと=老化という意味。アンチエイジングとはその老化に抵抗、反抗する(アンチ)という意味を持っていて、若返りや老化防止という意味でも使われています。アンチエイジングを意識している人としていない人では、年を重ねていくごとにその差は歴然。いつまでも若々しさを保つために、食べ物から摂り入れられる栄養素についてぜひ覚えてください。
きれいにやせるために摂りたい栄養素
①たんぱく質
たんぱく質は筋肉、骨、皮膚、髪を作るために欠かせない栄養素です。肉や魚介類などの動物性たんぱく質はもちろん、バランスを考えて豆腐や納豆などの植物性たんぱく質も摂取しましょう。
- 肉全般(牛すじ、豚ヒレ、ささみなど)
- 魚介類(サバ、カツオ、うなぎなど)
- 豆腐
- 納豆
- 卵
など
②食物繊維
腸内環境を整え、便秘解消に役立ちます。小腸では免疫力を活性化させ、余分に食べ過ぎた脂肪を吸収しないようにしてくれます。
- 豆類(大豆、おから)
- きのこ類(えりんぎ、しめじ)
- こんにゃく
- 海草類(ひじき、わかめ)
など
③ビタミンB群
ビタミンB群は、代謝ビタミンとよばれ、代謝エネルギーをつくるときに欠かせない栄養素です。
- ビタミンB1:
-
体内で糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。不足すると疲れやすくなります。
- 豚肉
- うなぎ
- 木綿豆腐
- 納豆
- 焼きのり
など
- ビタミンB6:
-
たんぱく質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。不足すると貧血、皮膚炎などをおこすと言われています。
- レバー
- まぐろ
- カツオ
など
④ビタミンC
強い抗酸化作用があり、カラダを老化させる成分(活性酸素)の攻撃から細胞膜を守ってくれる働きをするので、細胞の老化を予防する効果が期待できます。その他にも、美肌、免疫力強化、貧血予防などに。
- パプリカ
- パセリ
- ゴーヤ
- レモン
など
⑤ビタミンE
強い抗酸化作用があり、カラダを老化させる成分(活性酸素)の攻撃から細胞膜を守ってくれる働きをするので、別名、若返りのビタミンとも言われているのだとか。血流をよくして代謝を助ける働きがあり、皮膚の酸化が抑えられるため、シミやくすみの少ない肌に近づける効果も期待できます。同じ抗酸化作用のあるビタミンCと一緒に摂ると相乗効果が期待できるそうです。
- アーモンドなどのナッツ類
- オリーブオイル
- モロヘイヤ
など
いかがでしたか? 食べない、偏ったジャンクフードばかりを食べる生活は美容的にも危険です。きれいにやせるために、ぜひこれらの栄養素をバランスよく摂り入れて、アンチエイジングしてみてください。