海外セレブも注目し、日本でも大ブレークした「チアシード」を知っていますか? チアシードは“スーパーフード”と呼ばれる食材のひとつで、栄養価の高さから“奇跡の食材”ともいわれています。そんなチアシードの魅力を紹介します。
スーパーフードってなに?
スーパーフードとは、簡単にいうと「抗酸化力が強く、健康によいといわれている栄養分を豊富に含み、低カロリー」である自然食品のこと。体内でつくることのできない必須栄養素を豊富に含んでいることから、食事療法を研究する医師や専門家の間で「スーパーフード」という言葉が使われるようになりました。
スーパーフードと呼ばれる食品はチアシード以外にもたくさんあり、キヌア、ココナッツミルク、タイガーナッツ、フリーカ、スピルリナ、カカオ、アサイー、ヘンプシード、ザクロ、マヌカハニー、ミドリムシなど数十種類あります。聞いたことのあるものも多いのではないでしょうか。そのくらい今美容、健康のためにスーパーフードが流行っているのです。
チアシードの魅力
スプーン1杯で1日に必要な栄養素を摂取できるといわれているチアシード。
気になる糖質は大さじ1(約12g)で約0.8~1.4g程度!
1.体内でつくることのできない、必須脂肪酸「オメガ3脂肪酸」が豊富
オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸の含有量が高く、血液をサラサラにする、コレステロール値を下げる、アレルギーの発症をおさえる、脳を活性させるなどの効果があるといわれています。
2.必須アミノ酸が豊富
たんぱく質やミネラル、ビタミンB群、鉄分、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、リンなどが豊富に含まれ、さらには、食事から摂取する必要のある“9種類の必須アミノ酸”のうち8種類を含んでいる、奇跡の食材といわれています。
3.食物繊維がごぼうの6倍!
食物繊維が豊富な食材としておなじみのごぼう。ただし、根菜類は糖質が多く含まれるので、ダイエット中には食物繊維をどう摂るか、ということに悩まれる方もいるのではないでしょうか? しかし、チアシードはこのごぼうの約6倍もの食物繊維を含みます! 水を含むとジェル状になるのが特徴なのですが、ジェル状の成分はこんにゃくにも含まれるグルコマンナンという食物繊維。さらには、水溶性、不溶性の食物繊維をどちらも含んでいるので、便秘解消、腸内環境の改善、ダイエット効果がより期待できるのです。
チアシードの食べ方と注意点
- チアシードの産地と種類
- チアシードは、シソ科サルビア属ミントの一種で、主にメキシコなど中南米で栽培されている植物の種です。
- もどし方
- 10倍の水に、12時間ほど浸してもどします。商品の種類やレシピによってもどし時間が異なりますが、チアシードは生のまま食べると発芽毒があるため危険ともいわれていて、水に浸すことによって無毒化するので、12時間は浸した方が安全だといわれています。10倍ほどに膨らませ、つるんとしたジェル状になればOK!
噛むとプチプチした食感を楽しむことができ、腹持ちもよいので満腹感が得られます。味は無味でキウイの種のような食感です。
- 食べ方
- ヨーグルトにかける、スムージーに入れる、ドレッシングにしてサラダにかけるのがおすすめです。その他の温かい料理に入れるのもおすすめではありますが、熱に弱いαリノレン酸の効果は失われてしまいます。
- 注意点
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- しっかりと水に浸してから使いましょう
- 加熱するとαリノレン酸の効果が失われるので注意
- 食物繊維が豊富なため、食べるぎるとお腹をくだすこともあります。1日に食べる量は大さじ1(12g)までが推奨されています。