ダイエットを始める時、最初にぶつかる壁が「食事コントロール」。生活スタイルを変えたり、これまでの食習慣を見直したり、食事面での “ストレス”は大きいはず。ストレスが原因でダイエットの成果が思うように出ないということもあります、と小林さん。そもそもストレスとは何かを理解しましょう。
- 痩せない、結果が出ない。ダイエットを妨げる“ストレス”とは?
- ストレスが、脂肪をため込みやすい体質をつくる!?
- 朝食抜いていない?1日3食の食事がダイエット成功の追い風に
- 食欲がない朝もさらっと食べられるカンタン海藻スープ
痩せない、結果が出ない。
ダイエットを妨げる“ストレス”とは?
私たちが感じるストレスは大きく2つに分けられます。
①不安や怒り、悲しみなどの内的ストレッサーと呼ばれる心理的なもの
②臭い、音、天気、気温などの外的ストレッサーと呼ばれる物理的なもの
知らず知らずのうちに外からも内からもストレスを感じ、さらにそれが蓄積している人も少なくありません。ストレスは目に見えないだけに常に自身で意識して対処していくことが必要。では、ストレスがダイエットにどう影響するのでしょうか?
ストレスが、脂肪をため込みやすい体質をつくる!?
「ストレスを(脳で)感じると、体を守ろうとホルモンや内臓の働きが活発になり、たくさんのエネルギーを引き出そうとします。その状態で食べると、食べた物をエネルギーの源となる脂肪に変えるスピードが上がってしまいます。さらにストレスが高い状態が続くと食欲が増し、脂肪を体にため込みやすい状態が続いてしまします。それが“ストレス太り”になる原因です。」(小林さん)
ストレスが蓄積されると、血流や自律神経の流れを悪化させ、免疫力の低下を招くこともあるそう。
「ストレスが積み重なると体が重い、疲れが取れないなど、いわゆる“バテる”といった症状に悩まされることもあります。バテた状態によって食べた物の消化・吸収がスムーズに働かず、便秘の原因にも。老廃物の蓄積もダイエットの成功を阻んでしまうので、ストレスをためない心がけが大事です。」(小林さん)
ストレス太りを防ぐには、まず自分が何によってストレスを感じるかを自覚することが重要なのだとか。
「ストレスは、好きなことをすると発散されます。例えば、趣味に没頭するなどは最適なストレス解消法です。友達とのおしゃべり、カラオケ、ゴルフ、釣りなど自分が好きなことなら何でもOK!1日5分でもいいから自分の好きなことをする時間を作りましょう。」(小林さん)
朝食抜いていない?
1日3食の食事がダイエット成功の追い風に
朝は忙しくて時間がないから朝食は食べないという人、多いのでは? 朝食抜きの生活は太りやすい体を作る原因になります、と小林さん。
「朝食は食べないという方が結構いらっしゃいますが、朝食は一日を過ごすためのエネルギー源。前日の夜食べ過ぎたから朝食を抜く。例えば夜10時にラーメンを食べて、午前0時に就寝。起床してからお昼12時まで食事をとらなかった場合、9〜11時間近く胃の中が空っぽの状態。そこで食事をとってしまうと、胃が待ってましたとばかりに、栄養だけでなく余分な脂質や塩分を一気に吸収し、太りやすくなる原因になってしまうんです。」
食欲がない朝はスープでもいいので、何か口に入れてくださいと小林さん。どんなに食欲がなくても何か口に入れて、空腹状態を長時間続けないことが大切です。
「食事がおいしい、楽しいと感じることで、食べたものの栄養の吸収が良くなります。さらによく噛んで食べることで満腹感を得られますので、実践してみて下さい!また、夜を控えめにするとさらにダイエットに効果的です。」(小林さん)
1日3食、きちんと食べることがダイエット成功に繋がるなんて理想的ですね。“食べられないストレス”がないこともうれしいポイント。ストレスと上手に付き合いながら、ダイエットを楽しみましょう!
食欲がない朝もさらっと食べられるカンタン海藻スープ
ミネラルも食物繊維もたっぷり♪お腹に優しい「海藻スープ」で朝のスタートを。
【材料】
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
海藻ミックス | 5g |
とろろ昆布 | 5g |
芽ひじき | 5g |
なめこ | 1袋 |
長ネギ | 適量 |
調味料(2人分) | 分量 |
薄口しょうゆ | 大さじ2 |
水 | 400cc |
すりおろし生姜 | 小さじ1 |
1人分
- エネルギー
- 142kcal
- たんぱく質
- 2.3g
- 脂質
- 0.2g
- 炭水化物
- 6.7g
- 糖質
- 3.1g
- 食物繊維
- 3.6g
【作り方】
- 海藻ミックスと芽ひじきは、水に戻しておく。
- 鍋に水と調味料をすべて入れ、①となめこを加えて煮立たせる。
- 仕上げに、すりおろし生姜と細切りにした長ネギを入れて、軽くかき混ぜたら完成。
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