「糖質の低めなお酒なら、ダイエット中に飲んでも大丈夫!」ダイエット中も種類を選べばお酒を楽しめるのは、糖質制限ダイエットの大きな魅力のひとつですよね。
ビール、日本酒、ワインの三大醸造酒のなかでも、低糖質なワインは適量を守れば糖質制限ダイエット中もオススメできるお酒です。
ワインに含まれる糖質や一日の適量、なるべく低糖質なワインを選ぶポイントなど、糖質制限ダイエットしながらもワインと上手に付き合うコツをまとめてお伝えします。
ワイングラスで何杯までなら飲んでも大丈夫?
日本酒やビールは、製造段階で原料のでんぷんを糖化させるため、糖質量の高いお酒です。同じ醸造酒でも、原材料のぶどうに糖質を含んだワインの場合は熟成中にブドウ糖がアルコールに分解されるため糖質は低めになります。
ワイン100mlに含まれる糖質量は、白ワインで2.0g、赤ワインなら1.5gがおおよその目安です。これは、ワイングラスに換算すると、いったいどのくらいの量になるのでしょうか。
ワインバーなどでは、ワイングラス1杯で提供する量を「6杯取り」「8杯取り」と呼ぶことがあります。これは、750mlのワインボトル1本から、グラスで何杯のワインを提供するかを表す言葉。レストランやバーで一般的に使われるワイングラスは、750mlのワインボトル1本から、6杯のワイングラスに注げる、1杯「125ml」を基準に注げるように作られています。
糖質制限ダイエットは、面倒なカロリー計算抜きで、1食の糖質を20gまでに収めるのが基本です。軽食やおつまみを含めても糖質が20gに収まる、ワイングラス1~2杯程度までなら、赤白どちらのワインでも糖質制限ダイエットでは問題のない範囲。
そして、ワインのアルコール度数は銘柄により異なりますが、平均的な指標となるのは、およそ15%。ワイングラスに軽く1、2杯までなら、一日のアルコール摂取量として「適量」といわれる純アルコール量の20%にも収まります。糖質をカットしながら、上手にお酒と付き合うためにも、ぜひ守りたい分量です。
なるべく低糖質なワインを選ぶポイント
一般的に、白ワインより赤ワインのほうが糖質は低め。ポリフェノールを豊富に含み、血糖値を下げる嬉しい作用が認められているのも赤ワインです。とはいえ、品種や銘柄で個性豊かな味わいを持つワインの場合、一概に言い切ることはできません。
お酒は食品と違い、栄養成分を明記していないこともあります。なるべく低糖質なワインを選ぶなら、色で見るより味わいで判断しましょう。オススメはもちろん、辛口ワイン。ベルモットならドライと区分けされている、サッパリとした味わいのワインです。レストランやバーなら、辛口のワインをお願いすればおすすめの銘柄を教えてもらえるでしょう。
なかには熟成のあとで糖質を追加している場合もあるので、まずは一口テイスティングして、甘いと感じたら選ばない方が選ばない方が賢明でしょう。
糖質制限で楽しめるオススメのおつまみ
赤ワインに合うおつまみと言えば、肉料理、卵料理、チーズ。
肉(MEAT)、卵(EGG)、チーズ(Cheese)の頭文字を取ってMEC食とも呼ばれるこの3種ともに糖質をほとんど含まず、糖質をほぼ摂らないスーパー糖質制限の時期もオススメされる食材です。
なかでもおすすめなのはチーズ。チーズに含まれているビタミンB2は、脂肪を燃焼させる効果があるのです。おつまみが多いとついついお酒もすすみがちですが、1、2杯のワインにちょうどいい、小分けのチーズがコンビニやスーパーで手軽に買えるのも嬉しいポイント。
ただ、なかには糖質を多く含む甘いチーズもあるので、購入前に炭水化物をチェックしておきましょう。
お肉や魚など糖質量の低い食材はワインにぴったり。適量のワインは、日頃のストレスから解放されるリラックスタイムを演出してくれます。たまには優雅な食事と一緒に、健康的な糖質ダイエットに取り組む良いパートナーとなるワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。