高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞、変形性関節症、糖尿病、脳出血…
そもそも「肥満がカラダに良くない」のはなぜなのか?
カラダへの悪影響をあらためて認識することが、今と将来の健康につながります。
知ってるようで知らない 肥満とメタボの違い
BMIが25以上になると肥満と判定されますが、肥満=メタボリックシンドロームではありません。
メタボは内臓脂肪がたまった状態と相関関係にある、ウエストサイズが判定基準。
BMIが正常でも、メタボの人はいます。
肥満が脂質異常症を引き起こす
肥満の人は脂質異常症を引き起こすコレステロールや中性脂肪をたくさん摂る傾向にあります。
また、脂質異常症に自覚症状はなく、心筋梗塞など重大な病気発症を機に発覚することも。脂っこい料理が好きな人は要注意。
肥満は血圧を上げる
BMI30以上の肥満の人は、BMI22.9未満の肥満でない人に比べ、高血圧のリスクが約3.1倍も高くなります。
高血圧の状態を放置していると、動脈硬化が促進することになりかねません。深刻な状態にならないように、若いうちから対策を講じましょう。
腰・ひざの痛みは肥満による変形性関節症かも
関節の軟骨がすり減るなどで、痛みや腫れが起こるのが変形性関節症。
肥満が原因の場合は、ひざ、股関節に症状があらわれやすいです。
一度変形してしまった関節は、もと通りにはなりません。
肥満のままだと老後、関節痛で悩む可能性も……。
あなたは大丈夫? 肥満と糖尿病
糖尿病にはさまざまなタイプがありますが、肥満や過食によって糖尿病になる人は少なくありません。
自覚症状がないため上の表のように潜在的な患者も多く、年齢とともに患者数は激増します。
40代の糖尿病予備軍は約13%。ぽっこり膨れたお腹の男性は、糖尿病かもしれません。
しかし不安になることはありません。
肥満が原因の糖尿病の場合は、ダイエットによって改善を見込めます!