インナーマッスルを鍛えよう! インナーマッスルで美BODYに! など、インナーマッスルという言葉をよく聞くようになりましたが、そもそもインナーマッスルってどこのことなのかわかりますか? どのように鍛えるのか、どのような効果があるのか、詳しく紹介します。
インナーマッスルと体幹の違い
「インナーマッスル」イコール「体幹」だと思われがちですが、違うものなのです。 「インナーマッスル」というのは、筋トレして鍛えられる表層の筋肉(アウターマッスル)に対し、深層部にある(股関節や肩関節、背骨についている)小さい筋肉のこと。おもに姿勢を細かく調節したり、関節の位置を正常に保ったりする働きがあります。「体幹」とは人体の頭・腕・脚以外の胴体(骨盤、背骨、肋骨(胸郭)、肩甲骨と、その周囲を取り巻く表層、深層の筋肉をさす)すべてのこと。インナーマッスルを含む、カラダの幹となる部分のことなのです。
インナーマッスルセルフチェック
1.イスに座った状態から片足で立ち上がれるかどうか
2.立ったまま靴下を履けるかどうか
3.背筋を伸ばして立った状態から、片足(もも)をあげてひざが90度になるようにして立ち、1分間片足立ちすることができるかどうか
上記のものがどれかひとつでもできなかった場合は、インナーマッスルが弱っている可能性があります。
インナーマッスルを強化しよう!
美しいカラダをつくるためには代謝アップが欠かせませんよね。インナーマッスルを鍛えると腹筋や腰回りなどの内側の筋肉が安定し、重力で下がりやすい内臓の位置を元に戻してくれます。内臓が正しい位置に戻り、正常に活動することで自然と基礎代謝も向上! カラダが燃えやすく、やせやすいカラダになるのです。 普通の筋トレでは鍛えるのが難しいインナーマッスルに効果的な、トレーニング方法をご紹介します。
【ヒップリフト】
①仰向けに寝てひざを90度に立て、手はお腹の横で床を支える。
②ひざとカラダのラインが一直線になるように意識し、息を吐きながら7秒かけて腰を上げる。
③息を吸いながら7秒かけてゆっくり腰をおろす。これを6~8セット繰り返す。
【プランク】
①床にうつ伏せになり、両うでを曲げて肩の下にひじがくるようにして上半身を上げる。
②つま先を立てて、お尻を肩の高さまで上げ、肩とお尻を同じ高さにしてカラダを一直線にし、ゆっくりと呼吸をしながら10~30秒キープする。
【ダイアゴナルバランス】
①両手両ひざをついて四つん這いになる。
②息を吐きながら片方の手をまっすぐ正面に向けて伸ばし、同時に伸ばした手と反対側の脚を後方にまっすぐと伸ばす。
③このまま5秒間静止し、反対側も同じように繰り返す。バランスを取るのが難しいので、慣れてきたら回数を増やしたり、静止する時間を延ばしてみる。
インナーマッスルが鍛えられて姿勢がよくなると、スタイルがよく見えるようになります。自宅でくつろいでいるときなどにも簡単にできるので、CMが始まったときだけやってみる! などと決めてちょっとした空き時間に取り入れてみてはいかがでしょうか。